今よく聞かれるグレーゾーン、診断は受けていないけれど、社会で生きていくには困り事が多い。
とくに、学校の勉強ができたり、知的に遅れがないので見落とされやすく、18歳で気づいた、30歳でやっとわかった、そんな話もよく聞かれます。
ではどんな人のこと?
落ち着きがなかったり、人の話しや特に興味のないことが聞けない、片付けられない、忘れ物が多いなど、誰しも思い当たる節はありますが、それが生活や仕事などに支障をきたすほどになっていることが多いです。
もちろん自覚がありますが、それもれっきとした脳の機能障害で本人に責任はありません。
ピアノや音楽を聴くことはドーパミンが出ると言われています。
脳が「音楽=報酬」と捉えてくれるそうです。
このような方にも普通の楽譜や理論を用いるのではなく、その人にあった段階を踏んだやり方で臨みます。
またそんなグレーさん(ゆっくりさん)には必ず共通した悩みがあります。
●ちょっとした読み聞かせに配慮して欲しい
●物事を2つ以上言わないで
●空気を読め!って空気はちゃんと読めています?!
そんなゆっくりさんにはゆっくりさんなりの進め方があります。
見づらい楽譜を変えたりほんの少しの言葉がけで、音楽の敷居はグーンと低くなります。
また「できてない!」や「なんで何回も言わせるの!」こんな言葉をたくさん浴びた子どもは自己肯定感がグーンと低くなります。
そして私はダメな人間なんだ、何をやってもどうせうまくいかない、そんな声が聞こえてきます。
でも大丈夫です。
ちょっとした進め方でどんどん自信に繋がります。
自信を持てば色々なことにチャレンジする気持ちや、自己肯定感が上がり、増しては人を愛する気持ちを育むことができます。
「できる」「できた」「自信」「達成感」などは大人になってからでも遅くはありません。
必ず身に付き、人生がより豊かになります。
さぁ~楽しみを増やしてみませんか。