献血

今回献血はできません。あちらで栄養指導を受けてください」1月のある日、献血場所で呼び出しがあり言われた。

 

献血は今まで30数回行い、たまに血圧が低かったり比重が 足らずで行えない時もあった。

しかし今回は比重が極端に低く 栄養指導を受けるようにと言われた。

 

「栄養指導?????」 主婦歴も25年を越え、見上げるほど大きく育てた3人の息子にしろ ”食”にかなりこだわってきたつもりだ。

コンビニ弁当なんて食べてないし(たまにはある)味付けも薄めで、お酒もタバコも飲まない。

そんな私が何を今さら指導を受けるんだ・・と 思ってしまった。

 

かなり健康で運動もしてるし生活も規則正しい。なのになぜ?

「ヘモグロビンが少ないですね。献血の正常値は12%以上。政田さんは10.8%。フラフラしませんか?11%を切るとお医者さんで鉄分の薬をもらうこともできます。しかし食べものから取るのが1番です。

 

朝はちゃんと食べていますか?これでは運動以前です」と言われた。がーん「コーヒーと食パン1枚です」 「うーん。それは少ない。それに卵1個、野菜に果物やヨーグルトを付けてください」 そ・そんなに?

 

朝から自分の為に卵を焼いたり野菜? しかしまてよ、家族の朝食には確かにヨーグルトや果物、当然卵も付いてるぞ。そういやアタシの友人は、昼は一人でもグラタン食べたり、アメリカンサンドさながら ベーコンや厚焼き卵を焼いて食べてるという。

 

そんな自分一人の為にわざわざ時間費やして作って食べるなんてすごいな。 あたしなんかパン1個とかお茶づけとかそんなん。いかに洗い物もせず食べたいってことやからフライパンや包丁は極力使いたくない。と言ったことがある。

 

しかしそこでふと思い立った。

あれれ??アタシってそもそも食べてたっけ?そういや家族の健康にと作ってる食事はかなり大量。白菜1玉なんてあっという間に使いきるし、ハンバーグに使うお肉も1キロなんてざら。

ほうれん草は二束湯がいても足らん。そんなこんなで作ってる最中に疲れてしまい 私は自分が食卓に着くころ、もう「いらんわ・・」となっている。

 

これでは貧血になるかも・・ それから自分の為に一発奮起した。

まず朝はブロッコリーや人参を食べる。大豆も必要なので、きなこや黒ゴマ入を入れてバナナも追加して豆乳ジュース。大好きなコーヒーは鉄分破壊ってことで朝は辞めた。当然、納豆やレバーもかなり多めに摂取。

で、2月に献血に行くがまだ比重は上がらず。11・2% 再度4月に行くがまだ比重は回復せず。11・4% 赤血球は再生に4ヶ月かかると言われ、サプリメントは取らずひたすら 食事意識。その甲斐あって昨日はやっと12%台に昇り回復!

 

やったー!やっと献血が出来た!

自分の身体は大切。 献血に行かなかったら私は自分の身体と向き合わなかったかも知れない。