決めるって

友人とご飯を食べる約束をしようとすると 「ちょっと待って。主人に聞いてからにするから・・・」言われた。 「え??しゅ・・主人??」 私がご飯を食べるのは主人やったけ・・と思わず突っ込みそうになった。 

このところ仕事以外にも集まりが多く、そんな時は必ず Aさんの意見もわかるし・・Bさんの言うことも一理あるよね・・などと 言う人がいる。で、あなたは?と聞くと必ず 「えー・・・」と口ごもる。

 

そんなに他人任せで自分の意見が言えない 現状ってなんだろうと思うと、やはりこれも訓練により、はっきり 自分の意見が述べられるらしい。つまりそう言った訓練をうけていないから自分の意思表示が出来ずあいまいで 依頼してしまうと言うことである。

そう考えたら前述の彼女はそういった教育を受けてないのである から自分で決めれなくても仕方がなく、反対に皆に ”なんて自分の意思の無い人”などと思われお気の毒かもしれない。 

そんなことも考えてこの5月からグループレッスン・プチ発表なるものを考案した。

 

訓練といえばオーバーだけどやはり意思表示がはっきり出来る人間に なって欲しいと思い何かを質問しても 「わからん・・びみょう・・ふつう・・」などという表現が日常的に使われるたび 悲しい気持ちで表現力の乏しさを感じてしまったからというのが本音かもしれない。 

まずは人の前で演奏するということ。これは自分を表現する手段として音楽を用いる。 

 

同じ”ねこの歌”の演奏にしても、それが子猫なのか、兄弟猫なのか、野良猫なのかで ずいぶん

音楽表現は変わってくる。 それから人の演奏を聞いて感想を述べる。 これは”聴く”ということに集中して大きい音や小さい音、きれいな音や元気な音 それらは人によって感じ方が違い、自分が思ったことをそのまま”述べる”ということで 自己表現する。 

演奏も自己表現なら感想も自己表現だと思う。

 

行きたいのか行きたくないのか・食べたいのか食べたくないのか はっきり言える人間になって欲しい。

・・・・・・そう人生は自分が主役なのだから。