政田教室のグループレッスン

年に2回教室では6・7名にのグループレッスンを行っている。

今年の5月に3回目のグループレッスンを実施した。

 

通常ピアノ教室と言うのは個人レッスン30分が大半でどんな人がどのような曲を演奏しているのか 全くわからない。顔を合わす機会もないしこれではちょっと寂しい 。

また他人の演奏を聴くマナーや聴いた後の感想を言う機会もこの際 設けようということで

行っている。

 

しかしこのグループ編成がまた大変である。通常の30分の時間を1時間に延長し、また曜日も変わってくるので忙しい子供達は必ず、塾と重なっている・・スイミングの時間にぶつかる等と言われる。そうなるとまたまた曜日を変更したり、あっちの人をこっちへ移動など 調整となる。

 

かくして3回目のグループレッスンはなんとか決行となった。

 

5月○日 Aグループ 7名 小学生

半年ぶりのグループの幕開け、メンツは前回と若干変わる。演奏順番は前回同様あみだくじ。

まずはこれで大盛り上がり。みなピアノの横にかぶりついて見ている。発表会よりも観客が近いから緊張すると言われるくらい、手の位置、座る姿勢を見ている子供達。

当然高学年は羨望の的で低学年から「どうしたら左手(伴奏)は小さく弾けるようになるの?」

と質問 「気合いやな・・・」の返答。え??気合い???

 

5月○日 Bグループ 6名 小学生障害児

人との関わりが苦手な障害児の子供達。人が演奏しようと何をしようと自分は自分とマイペースで教室内の物を触って遊びだす始末。

また他人のクレヨンを勝手に使ったり、いつのまにやら自分のカバンに人のものが入ってたり

・・・自分の物が分からない?

自分の年齢がわからない?え?私って何歳?「1年生の人」の質問に「はーい」と答える 「君確か3年やけど」このグループでかなりの体力消耗。ありゃ?アタシ声が出ない

 

5月○日 Cグループ 6名 小学生

各々名前を言い、曲名を言いなぜこの曲を選んだか、どこに注意して 弾きたいかや、もしくは苦戦したところを述べて弾くようにというと「政田先生は絶対、なんとなく選んだとか、わからんとか微妙っていうのを嫌うからアタシは前夜から曲を選んだ理由を考えてきてん」と速攻言われる。

その通り、なんとなくはあかん。自分の意見や思いはハッキリ言うようにと 常日頃指導。ここでも高学年は羨望の的

 

5月○日 Dグループ 7名

異年齢障害児 比較的年齢も高いので落ち着いてレッスンできるかと思いきや、横で喧嘩?? ええ??なんで??

ここでもピアノを演奏するものの全く他人の演奏は 興味なし。自分の持ち物はカバンの中に直そうねと50回は言ったかな 汗とよだれにまみれて、この夜風邪悪化。

 

5月○日 Eグループ 小学生から大人

遅い時間のグループレッスン最終日 さすがに曲の由来なんかも話してくれて、先生のアタシは

大助かり。

グループレッスンがきっかけで次回の発表会には一緒に連弾をすることが決定の大人の人たち。

個人レッスンで輪が広がるってすごく嬉しい。

 

Aグループは初日ということで、ご褒美のラムネを渡しそこない1週遅れで渡してしまった。

また仕事や交通機関の遅れで欠席者もいた。

 

A・Cグループは音楽遊びを行ったり、年間練習ベスト3の表彰もした。

百聞は一見ではないが、やはり生徒同士が演奏を聴き、その為の練習方法を聞きその中で感じたことが多かったように思う。これは私が言うより説得力があるように思う。実りのあったグループレッスン。

次回はこのメンバー全員で 9月の発表会に臨みたい。