障害児向けに歌を作ってみてはどう?とある人に言われた。
前からそうやな、1度はやってみたいなと思ってたので、よし!とばかり奮起。何から始めようかなあと思いながら弾きだすこと数分。Aフラットのキイでメロディは出るわ出るわ・・と弾いては譜面に書き弾いては譜面に書きと作曲完成。
ジャズが好きな関係でアドリブを弾く為、これが役に立っていたかな。
メロディを作ることに何ら難しさはない。しかしフフフとメロディを口ずさむと、歌うにはキイが高いことが判明。Eフラットに移調。
かくしてコードを着けてまずはイントロにAメロ完成。ここで曲の方は一旦おいて歌詞の方。
1学期も終わってはいるものの、この4・5・6月は激動のようであった。
まず障害児が新しい環境になじめず、自傷や他傷行為が出たり学校へ行くのを嫌がったりとかなりしんどい状況だとの話を聞いた。
本人が1番辛いのは元より、母としてどのように子供と接したらよいのかとお母さん自体も苦悩していた。毎回レッスンはそっちのけでまずはお母さんの話を聞くことからスタートする。
かくいう私も息子が2月に病気になり、8月になっているが全く回復の兆しがなく 同じ親として苦悩が手に取るようにわかった。そう子どもが楽しそうに生活しているのが当たり前すぎて、
悩みもがいている子供を 見るほど辛いものはない。
実は私がエッセイをい書けない理由もこれにあった。
子の母として毎日が辛くなかなか前を向くことができなかったのだ。そんな中で生まれた歌詞は障害児の親としてのものでいつしか自分の姿も 映し出していたのかもしれない。
歌詞も出るわ出るわで、サビも含めてかなり書くことができた。曲もでき、詩も書けた。
しかしここであることに気がつた。 これがうまくメロディに合わないのだ。
メロディが余ったり、歌詞が足らなかったりしてしまう。ということでここからの修正がかなり手間取った。音譜に歌詞を入れ込む、歌詞に合わせて音譜を削除や増減する。そんな中でのマイソングがついに完成した。
なんだか歌っていると涙が出てきた。まだ題名は付けていない。 しかし9月のミニコンサートでは歌ってみようと思っている。
私も含めて障害児の母には前を向いて生きて欲しい・・・・